キッチン、ダイニング、茶の間と一連の流れで使用できる部屋です。ダイニングテーブルは北欧のもので、いざという時にはかなりの大きさまで、伸ばすことが出来る構造になっています。椅子はおなじみYチェアーですが、過去に提案したところでは、皆いい味が出てきています。当事務所の経験では、ダイニングにはこの椅子が最も喜ばれているケースが多くなっています。長く使えば使うほど皆さん実感しているようです。茶の間部分はわざと段差をつけ、高齢の施主がいざという時に座ってくるりと回り、掘りごたつのほうへ移動できるようにと考えました。段差が必ずしも悪いとはいえません。

■撮影:堀内広治

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