玄関のデザイン例です。日本の住宅の玄関は、年齢と共に昇降に負担が掛かるスペースですから、靴を履きやすくするベンチや、手すりなどを設けることだけでも身体が楽になります。施主は高齢の方ですが、その基準でデザインすることは、若い人にとっても使いやすいものとなります。身体のことはその立場や状態にならないと、本当に理解するのは無理です。ですからデザインする側は、少しでも相手の立場に近づく努力が必要です。
■撮影:堀内広治
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