広いトイレですが、施主が車椅子使用で大丈夫なように設計しました。右側の見えない部分には、手すり等が設置されています。また入口扉は介護の可能性を考え、開け放しが出来るよう引き戸にしています。一般家庭で今は敬遠されがちな、小さいモザイクタイルを便器とは離れた汚れにくい壁に貼り、間接照明で綺麗に反射するようにしました。このトイレは当時最高級の便座を使用したのですが、リモコンでしか操作できず、操作が分からないことで、来訪者は皆困ったようです。

■撮影:堀内広治

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