仏つくって魂入れず ! むかしむかしまだまだ若かったころ(笑)、ある尊敬する経営者の方(その後故人になってしまいました…)から言われたことがあります。 「あなた達デザイナーは皆、仏つくって魂入れずだな〜。つくるまで一生懸命かもしれないけど、その後はどうなっているかも知らない。それじゃあ、本当のところは片手落ちの仕事じゃないのかい。」 が〜〜〜ん言われちゃったよ。痛いところを突かれたではないか。ついつい忙しさにかまけ、または目の前の仕事に追われ、または灯台もと暗し(ちょっと違うか?)もうなんでもいいけどその通りだよ。というよりはだったよ、と言いたい気持ちでした。 ということで、当時ちょっと目がさめた気がしましたね。今自分がどれだけそういったことが出来ているかは世間が決めることだけど、自分の関わった仕事は、出来る限りその後も関心と興味を持ち続け、とにかく見守らなければいけないという気持ちだけは強く持つようになりました。目覚めさせていただいたことに感謝!です。 ここ数年は業務の中でも、「その後のサポート業務」に力を入れていこうとしています。具体的には、数年を経たショップをリサーチし、その問題・課題等を分析し、どのような改善をしていくことが売上アップにつながるのか。などなどということです。 かつて自分達が関わった仕事に対して、自分達で文句?をつける場合もあるわけです。当初は気が付かなかった事が有ったり、時とともに状況も変化したり、まったく新しい良い意味の発見や展開が有ったりと、とっても面白く、しかし反省も込めて報告しています。 僕は経営コンサルタントじゃありませんので、あくまでもビジュアル面からの分析になりますが、そのような切り口から議論すると、経営的な話に必ず及びます。企業イメージの70〜80%がビジュアルイメージで決まるといわれますが、結局ビジュアルはとっても影響の大きいものです。しかも感覚や感性まではポスデータに決して現れてこないものですから・・・ 戻る >> |