WEBデザインのビジュアルコンセプトは?


サイトのビジュアルは、「出来るだけ多くの人へ向けて発信しよう」という考えの元にスタートしました。そしてまず「シンプルであること」「分かりやすいこと」をデザインの基本とし、機能的には「早くてストレスを感じないこと」(出来るだけブラウザの機能を使わず)「行きたいところにスグいけること」を意識しました。

前述のコンセプトを前提として…

色は・・・

色づかいに関しては、ノットデザインスタジオのイメージカラー(ピンク・白・黒)が、全体を通して感じられることを基本としながら、出来るだけ、年齢に関係無く見やすい色相や(色の)組み合わせ等意識しました。目に具体的変化が現れる40代以上の方でも、見やすいものになっていると思います。しかしWEBの場合、PCによって再現される色が変わってしまい、読み手の状態が予測しきれないのが悩みです。一般的にその訓練をしていない人の場合、色を見分ける能力は自覚が無いだけで、30代から衰えはじめています。

文章は・・・

ほとんどを「テキスト」データで、構成しました。
ブラウザの機能を使えば文字の大きさを読む人の好みで変えることが出来ます。これは随分悩みました…このようにすると、レイアウトを限定できないということになり、人によって画面の「見え方」が変わってしまいます。しかし私自身も文字の小さいWEBサイトに読み難さを感じていたので、(私の視力はちなみに両眼とも1.2以上維持していても・・・)読む人の立場に立ち、出来るだけ、文字の大きさでの印象の違いが少なくなるような、シンプルなデザインを意識しました。

文字に関しては・・・

「英語を必要以上に多用しない」ということも意識しました。
理由は、過去の仕事を通じて随分と経験してきたのですが、英語(外国語全般)は記号として表現しやすいですから、漢字・ひらがな・カタカナと混生している日本語に比べ、ビジュアルとしてはまとまりやすく、文字だけで美しく表現できます。しかし英語が得意な人、親しんでいる若い層とは別に、そうでない人たちの数も現実にはかなりなものです。実際私が過去にプレゼンしたものに対し、多くの経営者の方から「分かり難い」「読み難い」「日本語を入れてくれ」等々のことを言われてきました。

もちろんターゲットがどこになるかで変わることなのですが、ついついかたちに走りがちだった若いデザイナーとしては、多くのお客様から教えて頂き今があります。しかし当時のことを言えば、内心かなり複雑な思いで修正をすすめたというのが正直な気持ちで、そのことをよく思い出します。余談でした…

写真は…

開くのに時間がかかると、ストレスを感じてしまいます。しかし早くすれば、画質が落ちるというジレンマがあります。WEB上では画質をあまり気にせずに、軽快に見れることを優先させています。

つまり結果的にユニバーサルデザインの発想になったかもしれません。それぞれ、いかがでしょうか…よろしければご意見お聞かせください。


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